2005年7月12日

さらば、破壊王

「橋本真也が死んだ。」
ネットを見ていた同僚が唐突に叫んだ。
「え?」
ネット内のニュースは彼の死を短く伝えていた。

プロレスラーの橋本真也さん(40)死去・脳内出血で―。

橋本真也‥‥『闘魂三銃士』としてプロレス新時代を目指した次世代のレスラーだった若き日。
『破壊王』というニックネームをほしいままに暴れたかつての新日のエース。
『ハッスル・キング』として、新しいエンターテインメントプロレスを目指した晩年―。
40歳という若さでの突然の死に驚きを隠せない。

正直な話、学生の頃は、全日の、いや三沢率いる超世代軍(※)のファンだった。
つまり、橋本はにっくき対抗団体・新日本のエース、有名な小川直也との抗争の際も小川を応援し、2000年の『負けたら即、引退マッチ』でも橋本の敗戦を喜んでいた。
結局、プロレスラーとしての橋本を応援することはなかったが、IWGP王者時代のDDTやキック、袈裟切りチョップの威力、それから体に似合わぬ、身軽なデブッぷりは今も印象深い。

‥‥それにしてもプロレスラーの死というものは、その屈強な体から感じるイメージに反して、あまりにあっけなく思える。
日本での始祖たる力道山に始まり、『超獣』ブルーザー・ブロディに『大巨人』アンドレ・ザ・ジャイアント、『人間魚雷』テリー・ゴディ、『東洋の巨人』ジャイアント馬場、それから病気のため壮絶な死を迎えた『怪物、エース』ジャンボ鶴田。
力道山をリアルで知る世代ではないが、他の選手の姿はTVの中でさえ大きく見えた。そんな男たちが、予想だにせぬ喧嘩や病気で死んでいく‥‥そんな儚さからくる哀愁すらも昭和のプロレスが持つ一つの魅力だったように思える。

その列に橋本も加わる。


―昭和と平成の間を結ぶ世代だった橋本真也のあまりにも早い死に、ただただ合掌―。


※超世代軍‥‥現、プロレスリング・ノア社長三沢光晴率いる、正規軍に対する若手レスラーを中心としたチームの事。メンバーは三沢、川田、菊池、小橋、秋山ら

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