2005年6月13日

Ζ、”20年の”刻を越えて

劇場版機動戦士Ζガンダム―星を継ぐ者―』を見てきた。

本放送より20年―。
新たな映像、物語を加えて、Ζガンダムが、カミーユが20年ぶりに帰ってきた。

放送当時、内なるオタクに目覚めたばかりの自分は、「ガンダムの続編が始まる」ということで、友人たちとかなり盛り上がった記憶があるが、お子ちゃまだった(今ではいい歳だが)ため、暗かった物語の面白さがわからず、序盤で挫折してしまった。
ちなみに一緒に喜んだ当時の友人たちも大半は同じようなものだった。

初代ガンダムに感じた『成長物語が持つ根本的な明るさ』と比較して、『主人公カミーユの性格のエキセントリックさ』、母親が人質としてカプセルに閉じ込められた挙句、宇宙空間に放り出されて殺された『残酷さ』、軍内部の派閥抗争という『物語の軸となる構図の難解さ』、そして、最終話での主人公の精神崩壊という『ヒーローの否定』というダメ押しが加わり、Ζは『暗い物語』としか記憶にのこらない作品になってしまった。

続くΖΖは、逆に不必要なほどあっけらかんとした物語になっていて、ガンダムの持つ重厚感を感じられず、自分の中のガンダムというのは88年の『逆襲のシャア』公開まで空洞状態になってしまった。実際には、その間たった3年なんだけど。

その後、自分の中のΖは記憶の狭間に埋没して行った。

そして、今、新約とも言うべき、『真・Ζ』が20年ぶりにその姿を現した。


※ココから劇場版ネタばれあり(Z自体は終了している物語のため、反転しません。御了承を)

スペースコロニー『グリーンノア2』に侵入するクワトロ・バジーナこと、シャア・アズナブルの姿から物語は始まる。

カミーユは‥‥すでにとっ捕まってる。
TV版ではティターンズのジェリドに女の名前と馬鹿にされたカミーユが大暴れすると言うひと騒動があった後の「カミーユ捕縛」なのだが、その部分は割愛されている。
カミーユ像を捕らえるのに象徴的なシーンだと思うのだが‥‥カミーユのそういった部分は削られていくのか?そういえば、新作のカミーユは少し理性的な顔立ちをしている‥‥なんて。

そして、あっという間に「母親殺害」シーン。ああ‥‥。
それにしても、カミーユ、あっという間にMK-2を乗りこなすあたりが、ニュータイプ?

エマ、ブライトを仲間に加え、大気圏を突破し、地球に下りるアーガマ。
そして、ハヤト、カイと懐かしい顔が集まり、最後にアムロが合流したところで、1は終わる。

カミーユとアムロの邂逅。
アムロとシャアの再会。
副題『星を継ぐ者』を象徴するシーン。

その前を横切って飛ぶ、カツは何を意味するのか?

※ネタばれ終わり

昨秋、富野監督が「当時あった物語の悲劇性を抜いた結果、180度違った作品になったと思う」と語っているが、TV版で最終的に廃人となってしまったカミーユへの救済があるのだろうか?(記憶が確かなら、Z終了後、カミーユに関してはZZ最終話で少し回復した様子が流される以外、語られることは無かったと思う。)

また、同コメントは「当時中高生で、今はお父さん、お母さんになった人たちがお子さんに見せても大丈夫な作品になった」と続くのだが、お父さんににはなれそうにない‥‥とほほである。

[Today's Tune:Metamorphoze~メタモルフォーゼ/Gackt]
この曲のPV、Gacktがモビルスーツに乗ってるのだ。最後はコックピット内で死んでしまう。
ガンダム好きが高じてって感じだな。

2のテーマは森口に歌って欲しいぞ、個人的に思う。『水の星に愛を込めて21c』なんてどう?

追記

劇場版サイトTOPのフラッシュで「ZG2―恋人たち―」の公開日が告知されている。
Ζのヒロイン、フォウ・ムラサメが登場して降板する。まさに一瞬の煌きといった感のキャラだが、どのよううに描かれるのか楽しみである。

個人的にはベルトーチカが好き(<コレは大人になってからの感覚だな)。

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